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薬思健考

第15回 朝食は大切

投稿日:2016年02月15日

朝食を抜くと脳出血リスクが3割増

朝食を抜くと脳出血のリスク3割増の記事が新聞各紙に載りました。国立がん研究センターなどの研究チームの発表です。添付は2016年2月5日付朝日新聞の記事です。毎日朝食をとる人を基準とした場合、週に0~2回しか朝食をとらない人は脳出血を起こすリスクは1.36倍、脳卒中全体で1.18倍高かった。心筋梗塞など心疾患は有意差がなかったというものでした。朝食を抜くと空腹によるストレスで血圧が上昇し脳出血リスクを高めるのではないかと解析しています。
朝食はブレックファースト(breakfast)といいますが、絶食(fast)を破る(break)という意味です。前日の夕食を夜8時に取ったとして、朝食を取らず昼12時に食事をすると16時間絶食したことになります。そうなると体は効率よく栄養を吸収しようと太りやすくなります。また、寝ている間は食事がとれないので、体に蓄えた脂肪をエネルギーとして放出しますが、朝食を抜いて夕食や寝る前に脂肪の多い食事をすると蓄えた脂肪を使うチャンスを逃してしまい持越し太りになってしまいます。1日のカロリーは同じでも食事回数が少ないほど、体脂肪の蓄積が増加し、コレステロールや中性脂肪が高くなります。
特に受験生は絶対に朝食は抜いてはいけません。脳で使われるエネルギーはブドウ糖のみです、肝臓に蓄えられるブドウ糖は12時間分しかありません。前日の夕食後に朝食をとらないと脳に必要なブドウ糖は明らかに不足します。
ダイエットのためにも試験に合格するためにも、さらに脳出血を防ぐためにも朝食はしっかりとりましょう。

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