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薬思健考

第16回 むくみ改善

投稿日:2017年02月17日

夕方に靴がきつい…、靴下の跡がくっきり残る…そういったむくみ症状はありませんか?
患者さんとお話をすると、そういった悩みを良く聞きます。
むくみの原因は血流(静脈の流れ)が悪くなって、水分の吸収が不十分になることです。
そこで今回は、むくみの改善方法について記載したいと思います。
では、どんな人がむくみやすいのでしょうか。
【1日中立ちっぱなしや座りっぱなしの人】
血行(静脈の流れ)が悪くなり、身体の余分な水分が静脈内に吸収されにくくなり浮腫みに繋がります。
【急に体重の増えた人】
脂肪が、静脈や体液の流れを悪くします。
【高齢で運動する機会が減った人】
高血圧など心臓に負担がかかる状態だと静脈血を足から引っ張り上げる力が弱まりむくみやすくなります。また、運動する機会が減ると脚の筋力が低下し、静脈血を心臓方向へ押し上げる力が弱まります。
むくみは重力のかかる足に出やすく、時間が経過するごとに悪化して夜にピークを迎えます。また、同じ姿勢を続けると血液の循環が悪くなりむくみやすくなります。
ではどうしたらいいでしょうか?
1つは昼寝です。1日10分から20分弱で構わないので横になってみてください。血液の流れを促進してむくみを改善します。
その他には足首の運動です。椅子に座ったまま、つま先を上げ・つま先を下げ・かかとを上げる。この順番に動作を連続で行います。また時より足を揺らすのも良いでしょう。
また、夜寝る時にはかかとが腰より10cmほど高く保たれるように足の方に座布団や枕を入れて、下肢全体が上がるようにすると効果的です。
通常、夜寝てしまえば朝にはリセットされますが、症状がひどいとそのまま翌日に持ち越されてしまいます。むくみは、症状が出たら対処するのではなく、出ないように予防することが大切なのです。
次回は、むくみの改善につながる食事やリンパの刺激について記載したいと思います。

参考:朝日新聞2016年8月29日号、9月5日号 人生充実より

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