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薬思健考

第31回脳活薬塾「孤独と認知症」

投稿日:2021年11月23日

2019年冬から2020年春にかけてのコロナの感染予防が季節性インフルエンザの感染や死者を激減させました。
それは、結果的に肺炎も予防し平均寿命(男81.64才、女87.74才)を延ばしました。
しかし、コロナ禍の外出自粛により孤独生活を強いられた高齢者が多くなってしまいました。
家族以外に親しい友人は何人?2021年6月内閣府の高齢社会白書によると、60才以上の約1/3(31.3%)は0人と答えています。
同様の調査を欧米で行うと約10%でした。
日本の大学生へ、祖父母とあなたの関係は?の問いに「家族ではなく親戚の人」との回答。核家族化と老人の独居化が進行しています。
ボストン大学(Wendy Qiu教授)の調査によると、持続的に孤独を感じている人は感じていない人に比べ認知症の発症リスクは約2倍(91%高い)
ただし、一人暮しと認知症には直接の関連はなかったと報告しています。
今回は、その他の研究結果やイギリスの孤独担当相の任命、ストレスホルモンの影響などもお話ししました。
私からの提案は、「孤独かなと思ったら予定を立てる」です。
家族やいい友達に会う、趣味の集まりに出向く、気に入った人に会いに行く(スーパー・町内会・病院・薬局・脳活薬塾)、テレビ番組や好きなタレントの映画や演劇スポーツ観戦など
予定をどんどん計画し、カレンダーに記入しましょう。
予定を立ててウキウキし、出かけてワクワクしましょう。
これからの高齢者には、キョウヨーとキョーイクが必要です。
教養は「今日用」、教育は「今日行く」です。
今日の用事と今日の行き場をもちましょう。

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